浴衣の製作も一段落し、東亜和裁の1年生のみんなは長襦袢の製作に進んでいます。
華ちゃんも単衣(ひとえ)長襦袢に慣れてきました。
ポリエステルの生地なのでコテで溶かさないように!!と気を付けながら作業していますよ。
どの研修所にもこんな感じで注意事項が掲示されています。
ところで華ちゃんは只今、糸こき(手縫いで縫い進んだあと、指先の腹で糸をしごき、布がつれないようにすること。家庭科の授業でやったよね)に苦戦中!!
一生懸命に糸こきして、「よし大丈夫」って思っても、先生にチェックしてもらうと糸がたまってしまうんだよね~~??
う~~ん、糸こきは難しい......(´・ω・`)
他の研修生のみんなはどうかな??
こちらは金沢支部の長襦袢縫製中の様子です。
長襦袢は真っ白なものばかりではないんですよね。
フォーマルな着物の黒留袖と喪服の長襦袢は白色と決まっているそうですが、
訪問着や色無地などのセミフォーマルな着物には淡い色の長襦袢がおすすめなんだとか。
きちんとした席でもちょっとした遊びのシーンでも着用できて重宝しそう。
それから、カジュアルな着物には、個性的な色目やはっきりした柄の長襦袢。
紬などのお着物の袖からちらっと見える長襦袢もおしゃれ...長襦袢は着物との相性が一番大切なんですね。
単衣長襦袢の次に進む胴抜(どうぬき)長襦袢を縫っています。
胴抜長襦袢とは?
身頃は単衣長襦袢と同じく表地のみですが、袖は袷長襦袢のように表生地で2重にする(無双袖)仕立て方をするそうです。着用時は袷長襦袢を着ているように見えます。最近は冬でも暖房が完備されたところで着物を着ることが多く、温暖化で気温も高くなっているので、胴抜長襦袢を好まれる方も多いそうです。
こちらでは先輩が 振袖長襦袢を縫われていました。
真っ赤な長襦袢も素敵ですね!!
振袖は袖が長いので、着物から長襦袢がよく見えます。振袖の色に合わせて、色々な色の長襦袢が用意されているそうです。
長襦袢の袖には丸みがつかないけれど、着物の丸みが大きいときは長襦袢にも丸みをつけるんだって。
振袖の丸みは浴衣よりも大きな3寸の丸みです。長襦袢にも3寸の丸みをつけています。
いよいよ華ちゃんも次は胴抜長襦袢に進みますよ〜!! お袖が難しそうだけど、新しいことを習うのは楽しみ♪
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