袴製作

もうすぐ3月ですね。梅があちこちで満開です。 
ところで最近では大学生だけでなく小学生の卒業式でも袴を着られる方が増えているようですね。
華ちゃんも袴の勉強に入りましたよ。
《女袴の歴史は・・・??》
明治時代に入り、女性が学校で学べるようになり、椅子と机の様式や、運動技能の習得など、着物姿では何かと不便が生じました。そこで、女学生が男性用袴を着用していたそうですが、世間の批判を浴び、禁止されました。
そこで明治の教育者・下田歌子さんが優美で実用性に優れた『女袴』創案されたそうです。
じゃじゃーん、どうですか?東亜和裁の制服矢絣の着物にエンジの袴♡
4/1の東亜和裁総合交流会に向けて、華ちゃんも自分の制服を製作しました。

まず、今まで聞いたことのない袴の名称が登場しましたよ?
<笹ヒダ>
両脇の、ひも付けの位置から相引きの上まで
斜めにたたみこんだ笹の葉形のひだ。この写真だと袴が緑色なので、本当に笹の葉のように見えます。
<相引き(あいびき)>
両脇の前後を縫い合わせた部分。『脇』って言わないんですね!!                          
今回仕立てる袴の生地は『ウール』
前布 ・ 後布 ・ 前紐 ・後紐に切り分けます。
ミシンを使って、紐を作ります。
前布と後紐の裾をくけて、ひだを仕上げます。

前布はひだ5本。後布はひだ3本。後布の長さは前より長いんですよ。

相引きを縫って。笹ヒダを作ります。
前と後ろに紐をつけたら完成です!!
袴の長~~い紐。キレイに畳むことが出来るんですよ。
東亜和裁では、4年間の研修を終えた先輩方と新しく和裁の道を目指す1年生を迎え、総合交流会という催しがあるのですが、その時に2年生と3年生は袴を着ていくのです。それまでに袴の着付けの練習会もあります。
去年は1年生だから私服だった華子でしたけど、今回はいよいよ袴に身を包んでの参加です!

「4年後、和裁の匠になる」過去ログ置き場

東亜和裁(www.toawasai.jp)で2015年から2022年に連載されていた過去のブログを保管しています。

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