東亜和裁・制服製作 前編

ID:d1v3jr
今日先生から冬の制服の反物を受け取りました。
秋から私たち1年生も矢絣の着物が制服になります。
「縫い方は浴衣と同じだから一人で縫えますよ。衣替えは10月終わりから11月頃で気候に合わせて決まります。10月20日過ぎには、着付けの練習もしますので、早めに仕立てましょうね」

4月に先輩たちが着物にタスキをかけて、着物を縫っている姿を見て『素敵だなぁ~~』って思っていたのに、私も、自分の制服が仕立てられるようになったんだなぁ~~(*˘︶˘*).。.:*♡
ところで...矢絣とは!!

矢羽を図案化した文様。
着物に使用される矢絣の模様は、矢の向きが二列ごとに逆方向に向かっているものが多いそうです。
「ホントだぁ~~。こんなにちゃんと模様を見たことなかったな。柄合わせの参考になるぞ!!」
背の柄は柄がずれているよりも
柄がそろっている方が良いね。柄合わせも大変だけど、きれいに作ろう!!
私の寸法を決めないと!!
「藍ちゃん先輩~ 裄をはかってください(*'∀'人)♥*+」
(ゆき:着物の背の縫い目から袖口まで)の測り方≫
① 手を45度あげます。首のぐりぐり(首の後ろ中央にある骨の突起(頸椎点))から肩山にそってまっすぐ測ります。
② 肩山で一度とめて、左手で押さえながら、手首のぐりぐり(手首のくるぶし)までまっすぐ測ります。

≪ヒップの測り方≫
 お尻の一番出っ張っているところを測ります。

これだけ測れば、寸法を決められます。
身丈 ・・・ 身長と同じ長さ。
裄  ・・・ 測った寸法
袖巾 ・・・ 裄=袖巾+肩巾 で 袖巾が長くなるように決めます。
袖丈 ・・・ 標準で 1尺3寸 (49cm)
袖付 ・・・ 標準で 5寸5分 (21cm)
前巾・後巾・・・測った寸法で決めます。
衿下 ・・・ 身丈の半分
繰越 ・・・ 標準で 7分 (2.7㎝)
検反して → 見積もり → 裁断 →

柄合わせも完璧!!
印付けをして....

「4年後、和裁の匠になる」過去ログ置き場

東亜和裁(www.toawasai.jp)で2015年から2022年に連載されていた過去のブログを保管しています。

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