岩手県立平舘高校で大漁バンテン和裁授業を行いました!

9月に東亜の盛岡支部の先生が岩手県立平舘高校に大漁バンテン製作の授業の講師として参加いたしました。
この大漁バンテン製作は、岩手県立博物館と平舘高校との博学連携プロジェクトの一環なのです。大漁バンテンとは、豊漁・漁の安全など様々な願いが込められた漁師さんの祝い着のことです。
生地は、地元の染工場さんが染めて下さり、7月に染め上りました。そして先生が、生地の総尺や柄の位置など確認をし、事前打ち合わせを行ってきました。7月から8月にかけて平舘高校の生徒さんたちが製作に入っていきました。
平舘高校の玄関には、「平丸」というマスコットキャラクターが!生徒さんがデザインを考えたそうです。かわいくて写真を撮りました!
着物の各部名称の多さ、聞きなれない言葉もあり、少し難しかったかもしれませんが、しっかりとメモを取って真剣に聞いてくれました。
大漁バンテンの製作では、お袖の躾をかけたり、衿の印付けをしたり、身頃の中とじを入れたりと、分業して進めていました。
生地がかたくて針がなかなか刺さらず大変そうでしたが、それでも一針一針丁寧に縫っていました。

今回、博学連携プロジェクト大漁バンテンの製作の技術指導という形で携わらせて頂きました。
生徒さんが大漁バンテンの続きを行う予定で、1月~2月に完成の予定です。完成したものは、岩手県立博物館に展示されるようですよ!!今から楽しみですね!!!

「4年後、和裁の匠になる」過去ログ置き場

東亜和裁(www.toawasai.jp)で2015年から2022年に連載されていた過去のブログを保管しています。

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