技能五輪全国大会は、青年技術者の技能レベル日本一を競う大会で、将来日本を支える技能者育成や「ものづくり」の大切さを知ってもらうことを目的に開催されます。大会は、昭和38年から始まり、今年2017年のとちぎ大会が55回目。競技に参加できるのは、大会開催の年に23歳以下の人です。
愛知県は2019年と2020年に二年連続で技能五輪の開催都市となることが決まっています。
マスコットキャラのアイチータくんは、おでこに「aichi」模様の斑点がついていて、二頭身なのもとってもかわいい♡
今回の合同公開練習会では、木工、左官、冷凍空調技術、建築大工といった業種は全く違う皆さんと一緒に東亜和裁の代表選手二名が参加しました。
日曜日、大勢の人が集まる中、袷着物の手縫い縫製をするところを見ていただきました。
「私も昔あんな風に縫ったことあったよ~。道具、どっかにしまってある~」と懐かしそうに感想を話された年配の方。また、選手と同じくらいの年齢の方が真剣に縫製中の手元を見てくださっていたりと、普段なかなか目にしなくなった和裁に興味を持っていただけたようでした。
体験コーナーでは、子供さんを中心にポケットティッシュケース製作も開催。
東亜和裁さん(@toawasai)がシェアした投稿 - 2017 9月 29 7:49午後 PDT
「電器コテがあるんだね。鯨尺とかまだ使ってるんだ!」と和裁ならではの道具に気付いてくださった方も。
こんな感じで、お隣で木工や大工作業をしていらっしゃる中(ときどきカンナ屑が飛んでくるハプニングあり)、縫製を続ける東亜代表...集中力はさすがです!
本番は11月24日(金)~11月27日(月)の4日間。
「競技は、女物袷(あわせ)長着を縫製し、その技を競います。(中略)ポイントは、表地と裏地を合わせるところ。厚さや伸びの違う2種類の生地を微妙な釣り合いで縫い合わせなければならず、各選手の技能差が最も出る部分です。全体の縫い目がまっすぐなこと、コテ光り、焼けこげ、しみ、入針等がないかもポイントです。」(とちぎ技能五輪・アビリンピック2017HPより)
賞を取る、取らないにかかわらず、今まで学んできたことを十分発揮して、自分の力を試す良い機会になれば、と思います。
技能五輪の模様はまたこのブログでご紹介しますので、皆様、どうぞお楽しみに!
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