技能グランプリ2017 その1

2月10日~13日に『技能グランプリ』が静岡で開催されました。
 技能グランプリとは・・・・
熟練技能者が技能の日本一を競い合う大会で、参加資格は、特級、1級及び単一等級の技能検定に合格した技能士さん。
1級技能士は、職業訓練指導員免許を持っている場合でも1年以上、実務経験のみの場合は7年以上の実務を経験した熟練技能者が受験する検定試験です。
 技能五輪全国大会が青年技能者(原則23歳以下)を対象とした技能競技会であるのに対し、技能グランプリは年齢に関係なく、熟練技能を競う文字通り全国規模の技能競技大会です。
第29回技能グランプリに、東亜和裁から 「金沢支部の研究生さん」が参加しました。
4年間の研修を修了後、3年研究生として研修を続けてこられました。
技能グランプリの様子を 東亜和裁の葵(あおい)先生がお届けします。
和裁の会場はツインメッセ静岡。
1日目の午前中に
会場の下見と作業の準備。
2日目からの競技の説明を聞きました。
午後からは開会式です。
開会式会場は静岡市民文化会館。
富士山をモチーフにした案内板の前で石川県の選抜の色んな職種の方々と記念写真!
受付の横では 『美味しい静岡茶』のおもてなし。
                        
開会式が始まりました。
各県代表の方が県旗を手に檀上に上がり、一言『頑張るぞー!』
その後、静岡県知事の激励の言葉、選手宣誓が行われ開会式が終了しました。
こちらは前回の優秀作品。すっきり仕上がっています。
さあ競技1日目、いよいよスタートです。
平常心、平常心!!!
                         
初日は6時間。
袖作りから始める人、身頃印し付けから始める人と様々。
さすが、グランプリ!!技能検定1級合格した人たちはすごいです
一つ一つの作業が流れるようで、無駄もなく、どの箇所もきっちり、すっきり仕上がっています。
2日目は残りの3時間。
あっという間に時間が過ぎタイムアップ。
参加者全員時間内に仕上がりました。皆様お疲れ様でした。
日にち変わって、閉会式の前に成績が発表されました。
『号外!』のような感じで全職種の受賞者一覧表が配布されます。会場の至るところで「やったー」、「おめでとう!」と歓声が上がっていました。

東亜和裁では見事銀賞を頂きました! 

14時から閉会式。
各職種の金・銀・銅受賞者は壇上に上がり一人ひとりメダルをかけてもらえます。
中央職業能力開発協会会長様からの総評で『成績はもちろん大切ですが、それ以前に皆さんが今日まで取り組んだプロセスが大事で、いかに己の技能を信じるかが重要です』と話されていました。
自分の選んだ道を信じ、奢れることなく日々技能向上に邁進しょうと思いました。
技能グランプリは2年毎の開催です。
2年後も出場できるよう更なる技能向上を願い、私たち先生も指導していきたいです。
         

「4年後、和裁の匠になる」過去ログ置き場

東亜和裁(www.toawasai.jp)で2015年から2022年に連載されていた過去のブログを保管しています。

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