今回は2年生の 袷着物研修 その1 からの続きです...
袷着物の検反、検尺を済ませ、地直し、地づめの作業を行います。
仕立てている途中や保管している間に生地が縮むことのないようにしっかり地づめを行います。
そして..... 運針!!
華ちゃんと同期のお友達の運針です。袷着物に進んでいます。
一緒に入所したお友達も頑張っているね!!華ちゃんも頑張ってますよ!!次は見積もり、裁断です。
表地は単衣着物とほぼ一緒ですが、裏地や八掛は初めてです。
「裁断図をしっかり覚えて、取り忘れのないように!!ハサミの入れ間違えのないようにしましょう!!」
柄合わせをし、キズ汚れの裁ちあわせをしながら見積もりが出来ました。
「先生!!確認お願いします!!」
「柄合わせ、寸法も大丈夫!ちゃんとできていますよ。では華ちゃん、裁断して下さい」
地の目を通して、まっすぐハサミを入れていきます。
緯糸を一本抜いて切ると 地の目で切れやすいです。裁断が終わったら、印付けです。
つりあいが悪くならないように、正確に印付けをしなくては!!おばあちゃんの袷の着物を見せてもらいました。
ビックリです!!
裏地が 『真っ赤!!』これは紅絹(もみ)というそうです。紅花をもんで染めたことが名前の由来なんですって!
紅絹は昭和初期頃まで、女性の着物の裏地、襦袢などに用いられていたそうです。色移りするという困った事もあるけれど、紅絹の胴裏はかたい着物を体に添わせるのに非常に良かったそうです。
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