さて全国和裁着装団体連合会が主催する「創作着物リメイクコンクール」に出品された先輩たちの作品紹介パート2です。
私も作ってみたい!!と思うような作品がたくさんですよヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
「祖父と祖母の着物から 子供用の着物や袴を仕立て直しました。」
七五三やお正月に子供さんに楽しく着てもらえそうですね。男の子の羽織は袖なし羽織にして元気に動き回れるように工夫されてますよ!!
おばあちゃんの着物がお孫さんに・・・着物と一緒に思い出や物を大切にする心もたくさん受け継がれていくんですよね。
こちらは着物をリメイクしたコートです。
袖口と裾は ふわふわした感じを出したくて 表にギャザーを入れて縫ってあります。
かわいいですよね!
こちらはお洋服の生地で仕立てた半纏(はんてん)。
色鮮やかな羽裏(はうら)は 古布を利用しています。
これはもしかして・・『裏勝り』??
表地よりも裏地に高価な生地や、派手な絵柄を施すことを『裏勝り(うらまさり)』というんです。『裏勝り』は江戸時代から伝わるファッション。江戸時代は庶民の贅沢が禁止されていました。表がだめなら裏で!!と裏地で遊んで、密かにおしゃれを楽しんでいたそう・・・ちらっと袖から見えたり、羽織を脱いだ時にこんなきれいな裏が見えるのも素敵ですね。
見えないところにお洒落するって なんて粋なんでしょう╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
さてお次は 3歳児用の 浴衣です。★全国和裁着装団体連合会会長賞★に選ばれました。
日本手ぬぐい7枚を組み合わせて仕立てたそうですよ。「3歳児用の浴衣生地を探している方がみえて、なかなか見つからなくて....。それならば!!てぬぐいで作ってみましょう!」とアイデアを思いつかれたそうです。
パンダの模様や亀の模様・・・色々な模様や色の手ぬぐいが使われてます。手ぬぐいは 肌触りがよくて汗を良く吸ってくれそうですね。
こちらは冬喪服の生地を利用して作られた 『和楽着』。
1年中着用出来て、おうちでお手入れも出来ますよ。絹なので、夏は涼しくて、冬は暖かい。軽くて肌触りも気持ちがいい...いいことづくし!袖口や衿、ポケット口やボタン・ズボンのサイドの『ヒョウ柄』がとても良いアクセントになっていますよね。
最後は留袖から女物の袴を製作した作品。
袴というと卒業式!と思ってしまうけど、こんな素敵な袴なら、パーティーに着て行けそう。袴の着付けはお太鼓を結ぶよりも楽チン。旅行の時や遠くで結婚式があるという時には活躍してくれそうですね。
先輩たちの和裁の技や色々なアイデアをたくさん見ることができて、目からウロコの1日でした。
着物は型が変わらず、親から子、そして子から孫へと長い時を越え受け継がれ、、寸法が変われば仕立て直しも出来き...ほどいて洗い張りをすれば反物に戻り....染め替えれば新しい着物に変身する....
着古した着物に綿を入れて半てんを作って防寒着に、、ぼろぼろになったら小物に、、そんな風に最後の最後まで手仕事によって再生されてきた着物。海外の収集家が古い着物をパッチワークにしたものをこぞって集めている、なんてニュースも目にしました。
物を大切にしてきた日本の文化、守っていきたいですね(*˘︶˘*).。.:*♡
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